三塚優子【第1回】激動のゴルフ人生

1984年9月21日生まれの39歳で、水戸市出身。埼玉栄高を卒業した。2006年の最終予選会で6位に入り、翌2007年のレギュラーツアー出場権を獲得。同年9月の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で初優勝を飾った。「目の前の試合をこなしていたら、あれよあれよという間に優勝して目まぐるしいルーキーイヤーでした」
以降、試合に出場すればベスト10入り、2008年の「ニチレイPGMレディス」、2009年の「ダイキンオーキッドレディス」で優勝。賞金ランキング5位まで上り詰め、「一番調子に乗っていた時期」と振り返った。
ゴルフを始めた年齢が遅く、他の選手に置いていかれたくないと練習量が増えて、右ひざや右手などのけがに悩まされた。2010年の「サロンパスカップ」でスロープレーを指摘され自主棄権をした結果、LPGAから罰金200万円の制裁を受けた。逆風にさらされたが、「汚名返上にはメジャー優勝しかない」と奮起し、翌2011年に「日本女子プロゴルフ選手権」でメジャー初優勝を達成した。